「AIはどれを使えばいい?」の答えは、1つに絞らないこと
AI を仕事に取り入れようとすると、最初に迷うのが「結局どれを使えばいいの?」だと思います。
先に結論をお伝えすると、1つに絞る必要はありません。やりたいことによって、得意な AI に持ち替えるのがいちばんラクです。たとえばぼくの場合、画像を作るときは ChatGPT(画像生成が特に強い)、相談やコードの実行は Claude、という具合に、用途で使い分けています。ほかにも目的に応じて複数の AI を併用しています。
その中でも、この記事では 「Claude」の中の使い分けにしぼって解説します。実は Claude には用途の違う入り口が複数あり、ここを理解すると一気に使いやすくなるからです。
🚨 大前提:AI の情報は数日で変わります。 製品名・できること・料金プラン・無料/有料の範囲は、しょっちゅう更新されます。この記事も執筆時点(2026年5月)の情報なので、実際に使う前に必ず各公式サイトで最新を確認してください。「昔はこうだった」が通用しないのが、いまの AI です。
こんな方に読んでほしい
- AI を使い始めたけど、ツールが多すぎてどれを何に使うか迷っている
- 「Claude」と「Claude Code」って何が違うの?と思っている
- 相談はできるけど、そこから”実際の作業”につなげる方法がわからない
Claude には「チャット」と「Claude Code」がある(役割が違う)
ChatGPT と同じように、Claude にもチャットでやり取りする入り口があります(claude.com / Claude アプリ)。これがいわゆる「Claude(チャット)」です。
一方で、Claude Code は同じ Claude でも役割がまったく違います。こちらはターミナル(黒い画面)で動く開発者向けのツールで、コードを書いたり、コマンドを実行したり、ファイルを直接編集したりできます。
ざっくり整理すると、こうです(2026年5月時点)。
| 入り口 | 何に向くか | イメージ |
|---|---|---|
| Claude(チャット) | ふわっとした相談・事業や企画の壁打ち・調べもの | 隣にいる相談相手 |
| Claude Code | 作業の実行・開発・ツール作成・指示通りに手を動かす | 実際に動いてくれる作業者 |
「考えを整理する」のがチャット、「手を動かす」のが Code、と覚えると迷いません。
ここで誤解しやすいのが、「チャットでもコードは書けるよね?」という点。たしかにチャットにお願いすればコードは出てきますが、それは あくまで”テキストの提案” です。実際に動かすには、自分でエディタにコピーして実行する必要があります。
一方の Claude Code は、指示すると ファイルへの書き込み・テストの実行・git へのコミットまで自分で手を動かす——ここが決定的な違いです。「コードの文章をもらう」のがチャット、「コードを使った作業を代わりにやってもらう」のが Code、というイメージです。
実務で使えるワークフロー:チャットで壁打ち → 引き継ぎ書 → Code に渡す
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。チャットと Code は、つなげて使うと一気に強くなります。
おすすめの流れは次の3ステップです。
- Claude(チャット)で壁打ちする:「こういうことをやりたい」をふわっと相談し、方向性や要件を一緒に整理する
- まとまってきたら、引き継ぎ書を作ってもらう:チャットに 「Claude Code に引き継ぐための指示書を作って」 と頼む
- その引き継ぎ書を Claude Code に渡す:あとは Code が、指示書のとおりに手を動かして作業を進めてくれる
ポイントは ②の”引き継ぎ書”。チャットはこれまでの相談内容を全部わかっているので、実行に必要な前提・手順・ゴールをまとめた指示書を作ってくれます。これを Code に渡せば、「最初から説明し直す」手間が消えます。
頭の中がまとまっていない状態でいきなり Code に作業させると、ズレた成果物が返ってきがちです。「相談で固める → 指示書にする → 実行する」の順にするだけで、AI に任せたときの精度がぐっと上がります。
「Claude Code」と「Cowork」「Design」——増えている入り口の整理
Claude にはほかにも入り口が増えています(2026年5月時点)。混同しやすいので軽く整理します。
- Claude Cowork:コードを書かない人向けの作業自動化。ファイル整理・資料作成など、事務作業を「お願いしたら仕上げて返す」イメージ(”Claude Code without the code” と紹介されることも)
- Claude Design:デザイン・スライド・プロトなどビジュアルを作るための入り口
- Claude Code:開発者向けで、できることの幅がいちばん広い。コードを扱える人なら、自由度が高くて便利
「コードは触らないけど作業を任せたい」なら Cowork、「開発やツール作成までやりたい」なら Code、と入り口を選ぶイメージです。
※ ここで挙げた製品名・役割・提供範囲は変わるのが前提です。実際にどれが自分のプランで使えるか・無料か有料かは、必ず各公式ページで最新を確認してください。
まとめ
- AI は1つに絞らず、用途で持ち替えるのが結局ラク(画像生成は ChatGPT が強い、など)
- Claude には チャット(相談・壁打ち) と Claude Code(実行・開発) という役割の違う入り口がある
- 最強の使い方は、チャットで壁打ち → 「引き継ぎ書を作って」→ Code に渡すの連携
- Cowork / Design など入り口は増えているので、最新は必ず各公式で確認する
「考える AI」と「動く AI」を分けて、間を引き継ぎ書でつなぐ。これだけで、AI に任せられる仕事の幅がぐっと広がります。
AI とつくる、Web 制作——
moreo note が、あなたの「つくってみたい」と「もう一歩先」に、少しでも役立てたら嬉しいです。
一緒に、手を動かしながら進んでいきましょう。



