会社員が副業でWeb制作案件を取った方法|メール営業から面談まで

会社員の副業でWeb制作の案件を取る|100通送って2〜3件・メール営業から直接会うまで

Web制作の勉強を続け、ポートフォリオも作った。

それでも、いざ案件を探し始めると、

「実績が少ない状態で、どうやって仕事を取ればいいんだろう」
「制作会社へ営業しても、本当に返事をもらえるのだろうか」

と、不安になる方も多いのではないでしょうか。

ぼくも、会社員をしながらWeb制作の副業を始めた頃は、同じように悩んでいました。

先に結論をお伝えすると、当時ぼくが案件を探すためにやっていたことは、次の2つです。

  • クラウドソーシングで案件へ応募する
  • Web制作会社へメールを送る

ただし、誤解がないようにお伝えすると、報酬をいただいた最初の1件はスクール経由で紹介してもらった案件でした。スクール名は伏せますが、メール営業だけでゼロから最初の案件を獲得したわけではありません。

その後、自分で案件を増やすために続けたのが、クラウドソーシングと制作会社へのメール営業です。

案件を探した2つのルート。左はクラウドソーシングで応募する道、右は制作会社へメールを送る道に分かれている図解

この記事では、制作会社をどこで探し、どのような内容を送り、返事をいただいたあとにどう動いたのかを、当時の経験をもとに紹介します。

※この記事は、ぼくが会社員をしながらWeb制作の副業をしていた当時の体験談です。現在はAIの普及や相場の変化もあるため、同じ方法で必ず受注できるわけではありません。


目次

1.制作会社がまとまっているサイトから送り先を探した

制作会社への営業を始めようとしても、最初は「どの会社へ送ればいいのか」が分かりませんでした。

そこで使っていたのが、次の2つです。

どちらも本来は、ホームページを作りたい発注者が制作会社を探すためのサイトです。

ただ、掲載されているのは全国のWeb制作会社です。地域や得意分野から会社を探せるため、営業先の候補を調べるときにも活用していました。

制作会社は、抱えている案件の量や時期によって、コーディングやWordPress構築を外部へ依頼することがあります。

もちろん、掲載されているすべての会社が外注先を探しているわけではありません。それでも、制作を仕事にしている会社へ自分のできることを伝えれば、必要なタイミングで思い出してもらえる可能性があります。

実際に営業するときは、一覧から機械的に送るのではなく、会社の公式サイトも確認します。

  • どのようなサイトを制作しているか
  • 自分のスキルが役立ちそうか
  • パートナーや業務委託を募集しているか
  • 営業メールを禁止していないか
  • なぜその会社へ連絡したいと思ったのか

最低限ここまで確認してから、会社ごとに内容を調整して送ることが大切です。


2.100通送って、返事は2〜3件だった

当時、制作会社へ送ったメールは100通ほどです。

そのうち、返事をいただけたのは2〜3件でした。

制作会社へ送ったメール100通のうち、返事をもらえたのは2〜3件だったことを封筒の数で表した図解

割合にすると多くはありません。ほとんどの会社から返事が来ない状態です。

ただ、制作会社へのメール営業では、返事が来ないこと自体は珍しくないと思います。

メールを読んでもらえていない可能性もあれば、その時点では外注する仕事がなかった可能性もあります。内容に問題があるとは限りません。

反対に、返事をくださった会社は、その時点または今後に向けて、外部パートナーを探している可能性があります。

大切なのは、「返事が来なかった=自分には仕事を任せてもらえない」と考えすぎないことです。

ぼくの場合は、返事がなくても送り続けました。100通送って2〜3件という結果も、一つのメールで決まるのではなく、行動した数の中から接点が生まれた結果だと思っています。

ただし、これはあくまで当時のぼくの結果です。返信率や受注率を保証する数字ではありません。


3.メールに添付していた資料の中身

制作会社へ送るメールには、自分のことをまとめた提案資料を添付していました。

資料に載せていたのは、主に次の内容です。

  • 自己紹介
  • 対応できる時間帯
  • その会社へ応募した理由
  • 実績とポートフォリオURL
  • お客様の声
  • 対応できる業務
営業メールに添付していた提案資料の中身。自己紹介・対応できる時間帯・応募理由・実績とポートフォリオ・お客様の声・対応できる業務の6項目を並べた図解

対応できる時間帯を先に伝えた

会社員として働きながら副業をする場合、制作会社が気にするのは「いつ連絡が取れるのか」「どのくらい作業できるのか」という点です。

技術的に対応できても、平日の日中に連絡が取れないことを後から伝えると、相手が想定していた進め方と合わない可能性があります。

そのため、ぼくは最初の資料で、対応できる曜日や時間帯を伝えていました。

先に伝えておけば、制作会社側も、

「平日の夜に進めてもらおう」
「急ぎではないコーディングをお願いしよう」

と、任せ方を考えやすくなります。

会社員であることを隠すのではなく、対応できる条件を明確にしたうえで、その範囲内できちんと対応することが大切だと思います。

実績は2つだけだった

当時、資料に載せていた制作実績は2つでした。

実績が少ないと、「もっと増えてから営業したほうがいいのでは」と考えてしまいます。

ただ、制作会社が確認したいのは、数だけではありません。

  • どのようなサイトを作れるのか
  • スマートフォンでも崩れずに表示できるか
  • WordPressへ組み込めるか
  • コードを丁寧に書けるか
  • 最後まで責任を持って対応できそうか

実績が少なくても、自分ができることを確認できる制作物があれば、営業を始める材料になります。

数が少ないことを無理に隠さず、2つの実績を見やすくまとめて送りました。


4.件名には「何ができるか」を書いた

営業メールは、本文を読んでもらう前に、件名で内容を判断されます。

当時、実際に使っていた件名はこちらです。

【Web制作コーディング、WordPress構築を業務委託契約で解決しませんか?】

いま見ると少し硬く、文章も長めです。

それでも、

  • Web制作の営業であること
  • コーディングに対応できること
  • WordPress構築ができること
  • 業務委託を希望していること

は、件名だけで伝わります。

「業務委託のご相談」のような件名だけでは、何を依頼できる人なのか分かりません。

営業メールの件名では、印象的な言葉を考えることよりも、「自分が何を手伝えるのか」を相手がすぐ理解できることが大切です。

いま送るなら、もう少し簡潔にして、次のような件名にすると思います。

【業務委託のご相談】コーディング・WordPress構築に対応できます

5.いちばん効果を感じたのは、直接会いに行ったこと

メールを送る、返事が届く、会って話す、案件へ、という流れを4段階で表した図解

この記事でいちばん伝えたいのは、メールの書き方よりも、返事をいただいたあとの行動です。

制作会社から返事をいただいたら、ぼくは「可能であれば、一度直接お会いしてお話ししたいです」と伝えていました。

当時は埼玉に住んでいましたが、東京都内の会社であれば、予定を合わせて会いに行きました。

メールと資料だけでも、対応できる業務や実績は伝えられます。

ただ、実際に会うと、文章だけでは伝わらない部分も見てもらえます。

  • どのような人なのか
  • 話しやすいか
  • きちんと連絡を取れそうか
  • 一緒に仕事を進められそうか
  • 案件を任せても大丈夫そうか

Web制作は、サイトを作る技術だけで完結する仕事ではありません。

進捗を伝え、分からないことを確認し、修正へ対応しながら、相手と一緒に完成まで進める仕事です。そのため、技術と同じくらい「誰と仕事をするか」も見られます。

メールを送る人はいても、返事をもらったあとに直接会おうとする人は、それほど多くなかったのかもしれません。

だからこそ、会いに行くという行動が、自分を知ってもらうきっかけになったと感じています。

もちろん、現在はオンライン面談も一般的です。遠方の会社へ無理に訪問する必要はありませんし、対面を希望しない会社へ押しかけるのも違います。

大切なのは、対面かオンラインかではなく、相手と話す機会を作り、自分自身を知ってもらうことです。


6.会ったときは、仕事以外のことも話した

実際に制作会社の方と会ったときは、ポートフォリオを見せながら、次のようなことを話していました。

  • これまで作ったサイト
  • 対応できる業務
  • 使用できる技術
  • 作業できる時間
  • Web制作を始めた理由
  • 普段の仕事やプライベートのこと

業務の話だけでなく、趣味や普段どのように過ごしているかといった、仕事以外の話をすることもありました。

制作会社との面談は、技術を確認してもらうだけの場ではありません。

これから一緒に仕事をする相手として、お互いを知る場でもあります。

だからといって、自分を必要以上によく見せる必要はありません。できないことを「できます」と言えば、受注後に自分が苦しくなります。

できることと、まだ難しいことを正直に伝える。そのうえで、人柄や仕事への向き合い方を見てもらうことが、信頼につながったのだと思います。


7.クラウドソーシングでも案件を受注できた

制作会社へのメール営業と並行して、クラウドソーシングでも案件へ応募していました。

クラウドソーシングで工夫していたのは、文章だけを送るのではなく、案件に合わせた提案資料を先に作って応募することです。

募集内容を読み、

  • 自分がどこを担当できるか
  • どのような流れで進めるか
  • 依頼内容をどう理解しているか
  • 自分へ依頼することで何を任せられるか

を資料にまとめていました。

応募する前から完成品を無料で作る必要はありません。あくまで、相手が依頼後の進め方をイメージできる範囲の資料です。

同じような応募文が並ぶ中で、自分の考えを資料として見せることが、選んでもらうきっかけになったのだと思います。

ただし、これはぼくが受注していた当時の方法です。

現在はAIを使って提案文や制作物を作りやすくなり、応募者側の環境も変わっています。案件数や単価、求められるスキルも当時と同じとは限りません。

現在のクラウドソーシングの相場や受注しやすい方法を知りたい場合は、いま実際に活動している人へ聞くのがいちばん確実です。


8.AIで作れる時代に、何が残るのか

現在は、AIを使えば文章やコード、デザインのたたき台を以前より短い時間で作れます。

一方で、AIへそのまま任せるだけでは、文章の言い回しや構成、デザインが似通い、「どこかで見たようなもの」になりやすい面もあります。

大切なのは、AIを使ったかどうかではありません。

  • 誰のために作るのか
  • 何を伝えるサイトなのか
  • 使いやすく作られているか
  • 表示や動作に問題がないか
  • 最後まで責任を持って確認しているか

こうした部分まで含めて、良いものができているかどうかです。

AIを使っていても、目的に合った成果物ができていれば問題ないと思っています。反対に、AIを使わずに作っていても、相手の目的を満たせていなければ十分とはいえません。

そして、AIが作業を手伝えるようになっても、相手の話を聞くこと、信頼してもらうこと、約束した内容を最後までやり切ることは残ります。

制作会社へ会いに行った経験からも、最終的に仕事を任せてもらうには、制作物だけでなく「この人と一緒に仕事をできそう」と思ってもらうことが大切だと感じています。


まとめ

会社員をしながらWeb制作の案件を増やすために、当時ぼくがやっていたのは、クラウドソーシングへの応募と制作会社へのメール営業です。

制作会社は、優良WEBやWeb幹事に掲載されている会社から探しました。

営業メールは約100通送り、返事をいただけたのは2〜3件です。

メールには、自己紹介、対応できる時間帯、応募理由、実績、お客様の声、対応できる業務をまとめた資料を添付していました。

実績は2つだけでしたが、数を増やすまで待つのではなく、当時できることを整理して営業を始めました。

その中で、いちばん効果を感じたのは、返事をいただいたあとに「一度お会いしたいです」と伝え、実際に会いに行ったことです。

やっていたことを短くまとめると、

送って、返事が来たら、会って話す。

それだけです。

ただ、メールを送る人はいても、返事をもらったあとに自分から会う機会を作る人は、それほど多くないのかもしれません。

現在はオンライン面談でも構いません。大切なのは、文章とポートフォリオを送って終わるのではなく、自分自身を知ってもらうところまで動くことです。

AIによって作る方法が変わっても、人と人との間で仕事が決まる部分は、今も残っていると思います。

当時どれくらいの時間をかけて作業していたかは、会社員をしながらWeb制作の副業はきつい?にまとめました。あわせてご覧ください。

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会社員の副業でWeb制作の案件を取る|100通送って2〜3件・メール営業から直接会うまで

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